こんにちは!
Takatoraです。
今回の戦術書紹介企画は、河野玄斗さんの「シンプルな勉強法」です。

東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法
- 作者: 河野玄斗
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/08/25
- メディア: 単行本
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イケメンですねえ、羨ましい。
本の説明をする前に、、
書いてあること全部真似するのではなく、その中に書いたあるいいなと思った2.3の事を実践するのがいいです。
全部やろうとすると疲れちゃいますからね。
私もブログ始めたての頃、スケジュール・計画について書きました。
また以前にもdaigoさんの著書の紹介をしました。
やはり目標を達成するためにはスケジュール・計画はマストなようです。
以下、色々気になったことを抜粋してみました。
1、勉強の意義はひとつだけじゃない
この人、すごい試験や資格をパスしてますが、
挑戦や努力の数だけ「失敗」も経験しているし、苦手なこともある普通の人です。
・主な勉強の意義
将来の選択肢が増える。
チャレンジしたい業務に就くうえで有利になる
優秀な人は恵まれる。
優秀な人と対等に渡り合えるには、自分が優秀になるほかない。
勉強を通じて自分の快・不快や得意・不得意を知ることができる。
これは特に10代20代前半の人に大事なこと
勉強を通して、人生力さえ身につく。
(勉強のタスク処理能力などが、勉強以外のあらゆる場面で生きていくという意味)
自分に自信がつく。
(大学入試の成功体験によって自分はやればできるという自信に満ち溢れていたから。
2、モチベーションを保つには
・勉強のメリットを感じること
服屋の店員に「この服を買え」と言われて、買う人はいないのと同じで、「勉強しろ」と言われて勉強はしない。
勉強することで「〜できるメリットがある」というように感じること。。
・勉強のやりがいを感じること
目的や目標があるからこそ勉強に対して必要性やゆりがいを感じる。
遊んでしまった場合も、あらかじめ遊ぶ目的を持って行動すれば自己肯定でき、人生のトータルで見ればプラスになる。
勉強の目標は欲望は忠実でいい。。
・目標は仰々しく
今やっていることは誰かのためであるという自己暗示をかければ良い。
見返してやるといった負の原動力を最終目的として捉えるのではなく、踏ん張るための手段に過ぎないという、ある程度達観した気持ちでいるのがベスト。
自分が相手を見返すために費やした労力と相手への実際に与えられたダメージ量はかなり不均衡だから。勉強の始めは良くても、終わりの方まで同じじゃダメ。
・勉強の楽しさを感じること
楽しさを感じるための方法「できるループ」
自分のレベルに合わせて勉強する
↑長年苦手意識を持っていた科目も、あえて過去にできたときの範囲まで戻って学び直せばうまくできるループを回して楽しく勉強できる。
楽しさを感じるための方法「ゲーム化」
タイムアタック、スコアやチェックリストなど。
注意点はタイムアタックの記録が落ちたり、チェックリストが全部埋まらなかったとしても気にし過ぎないこと。
自分のできたことを可視化するのであって、できなかったことを可視化するものではないから。
楽しさを感じるための方法「知的好奇心」
何事も楽しめるかどうかは人の捉え方次第。
自分が好きだと思ったこと、たとえば、絵やスポーツや美食などを突き詰めていくと、結局は勉強にたどり着いてしまう可能性が高い。
なにかを突き詰めようとすると、おのずと目標や疑問が生まれて、横断的に幅広い分野の知識が必要になってくる。
そもそも、勉強はそれ自体が楽しいものである。
・幸福の最大化を意識することは大事。
幸福の最大化とは、いかに自分なりの幸福を最大に近づけられるかを意識すること。
失敗をしてしまった。「じゃあそこから自分の幸福を最大化するにはどうすればいいだろう」と問い直す。
・複数の物事を両立させるには。
優先順位をしっかりつけることに尽きる。
両立させることと、どっちも全力でやることは違う。
ちょっと自分の話。
私も公務員試験にほぼ全ての労力を使いました。その代わり仕事は怒られない程度の成果を出し、大学は単位取得ギリギリ取れる程度しか勉強しませんでした。
3、逆算勉強法のすすめ
・逆算勉強法とは?
ゴールから逆算して、試験に合格するまでにやるべきことを棚卸し、スケジュール全体に落とし込み、超効率的にタスクをこなしていく勉強法
・具体的に言うと
①目標を立てる(何月何日の公務員試験に合格する)
②目標を分析したあと、それに向けて大まかなスケジュールを作る
③大まかなスケジュールを細かく分け、タスクベースとその日1日の目標を作る
↓イメージはこんな感じ。
最小限の労力で最大限の成果を発揮することを目指すのが逆算勉強法である。
・なぜキッチリスケジュールを作るの?
試験本番までに使える時間が限られているから。
・なぜ逆算勉強法が時間効率の良い勉強法なの?
目標を達成できるかどうかは
「どれくらい頑張ったか」
「どの方向に向かって頑張ったか」の2つのかけ算で決まる。
逆算勉強法は、その方向性をゴールにしっかりと合わせることが出来るから。
・逆算勉強法の具体的方法
ステップは5つあります。
今回は、公務員試験合格を目標に置き換えて考えたいと思います。
①目標を知って具体的なゴールを設定する
公務員試験に合格することがゴール。
実際に自分はどの試験で何割の点数を取るのかを決めるということ。
あなたの目標とする試験では、なんの科目が出題されて、満点中何点取れば目標は達成できますか?まずはここから考える。
満点中6割取れれば合格できるテストなら満点を取る必要はないです。6割から上の部分は「趣味」として割り切って、極めたければやれば良い。
もっとも6割が合格点だからといって6割を目標にしてしまうとややリスクが大きい。というのも「これくらいできれば6割は取れる」という感覚は信憑性に乏しいから。
となればゴール設定は、「取らねばならない点数より、負担になりすぎない程度に余裕を持った目標値に設定する」ことが最良ということになる。
この目標値を定めるためには、ある程度目標について知らなければならない。
そこでまず、何日程度の時間をかけることができるのかが重要な考慮要素となるので、その目標をいつまでに達成しないといけないのか必ず確認すること。
今回の具体例でいうと、筆記試験日と、面接試験日が「いつまでに」になる。
次に大雑把に試験範囲を洗い出す。
試験に出題される科目を把握したら、どんな範囲が出るかを見る。これは、公務員試験の問題集を見れば大体の範囲が分かります。
試験範囲が分かったら、今度はどれくらいのレベルまでやりこむ必要があるか、なんとなくの質感を掴む。
例えば世界史では「基本的な単語さえ覚えればあとは流れを押さえれば良い」のか、それとも「背景知識までしっかりと覚えなければいけないのか」これは、過去問をサラッと眺めることで把握できます。
過去問を眺めたときに、「ちょっと頑張ればいける」のか「全然分からない」のかどう感じるかによって、ゴールまでのなんとなくの距離感も分かります。
最初のステップは以上です。
まとめると、過去問を見ることによって、全体のなんとなくの量感と質感、そして自分の現状とゴールの距離感を掴み、その距離をいつまでに埋めなくてはならないのかということを総合考慮して、自分なりに目標値を設定すること。
②ゴールまでにやりたいことを決める
試験日までにどの問題集をどの程度終わらせて、どの模試を受けるかや、どの予備校に行くべきか、あるいは行かないべきかということを決めることなど。
それではゴールまでにやるべき問題集は一体どれなのか。河野さんのオススメ手段は「自分よりゴールに詳しい人に教えてもらう」ことです。
すでにその道を熟知している人に教えてもらえば、何をすべきか一瞬で分かる。
誰に質問するかは「お肉屋さんが『あの店の肉はおいしい』」理論を使う。これは「合格者など優秀な人が、優秀だと指名した人に聞く」こと。
そして「複数の情報源から総合的に判断すること」が大事。これはリスク回避に役立ちます。
大切なのは「アドバイスすべてを鵜呑みにするのではなく、自分なりに腑に落ちるところを参考にしてそれをとことん極める」こと。
受けるべき模試や、行くべき予備校を決めるときも同じです。どの模試を受けるか、どの予備校に行くべきかは先生や合格者に聞くのが最も良いです。ただ立場上、自分の属している所をひいき目に勧めてくる場合が多いでしょう。このような可能性を念頭におき「そのアドバイスは本当に説得力があるか、実績はあるのか」など考慮に入れなければいけません。
また、Twitterやブログなどを活用することもいいです。
参考書選びのポイント2つ
1つ目は網羅性、2つ目は迷ったときは合格者の多くが使っているものを選ぶ
自己投資はケチるべきでない。実際その本を読むことによって、公務員試験に受かるのではあれば、その程度のコストは将来的にすぐ回収できるから。
③やるべきことをスケジュールに落とし込む
大体いつ頃までにこの参考書を終わらせたい。だから今日は大体これくらいのことをできたらいいなという「 ToDoリスト 」を決めること。
まずは、「この参考書は2週間くらいでこなす。
その次はこの参考書と問題集を同時並行で1ヶ月くらいかけてこなす」といった参考書単位でのアバウトなマイルストーンを立てる。
初めて開く参考書は、ボリューム感が分からないので、大ざっぱにスケジュールを立てて、あとは実践しているうちに適宜修正していく。
そして、日々の勉強できら時間に応じて「今週はいっぱい勉強ができる日だから、200ページくらいかなそう」「今日は予定があるので10ページくらいしかできそうにない」といった具合に週や日ごとのタスクへ落とし込んでいく。
しかし、もし失敗した日があっても「この経験を生かして次につなげよう」と気持ちを切り替えることが重要。
④実践する
全体像を意識すること。
「自分が今勉強している箇所」にのみ目を向けるのではなく「全体像」と「それがぜんたいのなかでどういう位置付け」なのかを意識することで、勉強の効率は格段に上がります。
これは日本史世界史のような「暗記科目と思われがちな科目」においても同様で、何も理解していない状態で単語を片っ端から覚えるのではなく、参考書などで大まかな全体像を掴んでから細かい知識を頭に入れることが重要。
全体像を意識することは「幹」を意識すること。
「幹」を作るうえで必ず意識してほしいことは、ここの情報がしっかりと「ある関係性のなかでつながっている」ストーリーになっている点。
すなわち、「要するにこういうことである」と「一貫したストーリーのなかで」まとめて重要部分を説明できるような物語が「幹」である。
アウトプットすることは非常にに重要である。
一般的にインプット2.3割に対して、アウトプット7.8割の割合で行うのが最も効率が高いと言われている。
特に「誰かに教える」というアウトプット方法がオススメ。
⑤進み具合を定期的に確認する
④と同時並行して行く。
①で設定したゴールは、勉強をして色々なことが具体的に見えてくるうちに変わってくる。
②で決めたゴールまでに使いたい参考書も、自分の苦手科目・分野が見えてくると、それを補強するための別の参考書が必要となるかもしれない。
自分が立てた計画も結局は「最良だとして立てた仮説」に過ぎない。
以上の一連の流れをできるようになれば、誰しも効率よく勉強できるようになるだろう。
4、点数底上げの技
・河野さんは4つのテクニックについて言及している。
①勉強効率を爆速で上げる方法
「自分の勉強にとってストレスになるものをとにかく減らし、勉強効率を上げることをつよくいしきする」
ストレスを感じるときは、さっさと寝たほうがいい。
ここでも数式を出して説明。
「10の効率」でダラダラ10時間勉強すると10×10=100。
3時間寝てしまって頭がスッキリした状態で集中して「20の効率」で7時間勉強すると20×7=210。
圧倒的に後者の方が効率いい。
「1日○時間やるぞ」と目標を決めて勉強したことは一切無かった。
1番ダメなパターンは「やる気がないな」と思いながら勉強すること。情報に対して受動的になり、頭に入りにくい。
すなわち「やりたくなったらやる、そして眠かったら寝る」のが最も効率のよい最適な勉強のペース。
もちろん、一生勉強する気が起きらないリスクもあるので、モチベーションをしっかり高めなければいけない。
「独学の意識を持つ」
教わるのではなく、自分から勉強するという意識を持つのも大事。
最終的には、独学が最も効率のよい勉強手段になるから。
学習はインプットだけでなくアウトプットができるようになって初めて完了するもの。
先生の講義はサプリメントのようなもの。講義ばかり受けて自習しないのは、サプリメントばかり飲んで、肝心の食事を抜いているのと同じ。
「模試を活用する」
模試を受けることで自分の弱点を克服して、そして今後どのように勉強していくべきかの方針が立つから。
模試を受けているときはいかに得点を最大化するかの練習をする。
模試を受けたその日のうちに一回復習すること。
模試の結果が返ってきたときにも、再度復習をする。
②時間を誰よりも有効に活用する方法
切り替えのしやすい休憩をしよう。とは、始まりと終わりの区切りがはっきりした休憩を取ること。
音楽を三曲聞いたら休憩を終わりにしよう。
仮眠取るときはベッドにスマホを置かないことでダラダラ休憩しないなどの習慣づけもおすすめ。
得意科目を休憩にする。
得意科目を休憩にできたら一日中勉強できる。「この科目は得意で、もはや娯楽だ!」と言えるくらいにしてみよう。
日課を利用して勉強時間を底上げする。
どんなに疲れていても取り組める簡単なことを日課にしておくことで、ちょっとでも勉強へ向かうハードルを下げることをオススメします。例えば数学の問題を必ず一問解くなど。
苦手科目ほど伸びそうな可能性が高い。試験での点数の伸びはもちろん、自分の弱点に目を向けられる忍耐力は今後の人生で役に立つでしょう。
日常の作業を最小限の時間でこなし、勉強の時間を増やす。
リスクのある方法。自分にとって優先順位の低い作業をするときに、わざと期日ギリギリまで手をつけないことで、自分を追い詰め、短時間でタスクをこなすことも時間を有効活用するテクニック。
河野さんは司法試験勉強中、医学部ではギリギリ単位の取れるところを目標ラインに設定した。科目によっては試験の前日の17時までは医学の勉強を一切しないたら心に決めて、残りの時間をすべて司法試験試験の勉強に注いだ。
③無駄を省いた確実なゴール
「無理のないプランを考えよう」
勉強はマラソンと一緒。短距離走のような瞬間的な勉強量を競うものではない。
合格できるレベルに達するまで、いかに自分に最適なペースで を設定して受験本番まで維持できるかが勝負の鍵となる。
「手段が目的化しないように気をつけよう」
過去問はあくまで「ゴールを知り、分析する」ところにあり、ただ過去問を10周もやり込むのは非効率。
同じように模試も完璧に勉強し終えるまで、模試を受けないのはやめよう。模試の目的は本番の試験に受かるためなのに、その目的をなおざりにして、模試で点数を取るために本番の点数を犠牲にする可能性がある行動を取るのは本末転倒。
常に自分の目的は何なのか?そのために何をすべきなのか?を意識しよう。
④誰でも始められる暗記術
「暗記するうえで、反復は必須」
長期的な勉強においては、いかに短期記憶を長期記憶に変換できるかが重要になってくる。
反復することこそが最も有効な方法。
「暗記においてもアウトプットは重要」
覚えたら反復したりするときにアウトプットすると、長期記憶へ移行しやすくなる。
何度もアウトプットすることで。ぬけている部分をチェックし出来なかったものを復習する。
「参考書にマークするときは、自分の知らない部分だけにマークしよう。理解している部分は読む必要がないから。
5、各科目ごとの攻略法(高校・大学受験)
「数学」
基本問題はパターンを攻略しよう
これは、この解き方の背景にある理屈を説明できるようにする、ということ。
応用問題は基本問題を軸にした再現性が重要。
「国語」
国語を学ぶメリットは多く、要約力がついたり文章からの学びがあったりする。
「英語」
英語を勉強していくうち、最終的に差がでてしまうのは英単語力。これは英語強者の人々が口を揃えて言っているので間違いない。
「理科」
理科を学ぶメリット・楽しさは、世の中が華やかになること。これらの科目は、日常にあふれている不思議な現象に理由づけを与える「一種の雑学」を扱っているものといえるから。
「社会」
社会で学ぶ内容はいわば「常識」に属するものなので、社会ができなければ常識のない人として見られかねない。
そういう意味でやらないデメリットが大きい科目。
6、おわりに
【僕の司法試験合格体験記】
最後の章になります。ここは是非実際に買って読んでください。
今回は書籍の大事な箇所を抜粋した形で、極力自分の考えなどはいれないように本記事を書きました。
この形式で良いのか、きっともっと良い感じで書籍を紹介できる方法があると思うので、本記事の評価などを踏まえて次回以降の記事に生かします。

東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法
- 作者: 河野玄斗
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/08/25
- メディア: 単行本
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