今回は、面接において採用される人はどんな人かについて書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
面接ではどんな人が採用されるのか
自治体や会社は、どんな人を採用したいのでしょうか。
これは会社のHPを見れば、「求める人物像」が書いてありますよね。
また、各採用担当者に話を聞けば、自分のことは棚に上げて好き勝手な採用したいポイントを挙げてくるでしょう。
とはいえ、「求める人物像」も結構抽象的なことが多く、実は会社の採用担当者の統一見解があるわけではありません。
民間企業でしたら、最後は役員が是非を決めますしね。
しかし、選ばれる受験生はどの会社も一緒です。
選ばれる学生は、たいていその会社の、どの面接官(採用担当者)が見ても選ばれるし、落ちる学生は、どの人が見ても落ちる。
面接官一人一人は、厳密には「何となく」選んでいるのだけれど、「いい学生」は、誰が見ても「いい」のである。
誰が見てもいい学生とはある程度明確になっていると言われます。
それは、
・その自治体(会社)の文化の中で、将来仕事で抜群の実績をあげると思われる人
・面接官をはじめ多くの人に好かれる、一緒に働きたいと思われる人
自治体(会社)は、貴重な資本を人件費に投入します。
すると必然的に、自治体(会社)は投下した資本以上の利益を上げる人を欲しがるというわけです。
当たり前ですけど、ついつい忘れがちですよね。
採用を勝ち取りたいなら、「その自治体(会社で、将来仕事ができる人間になればいい」のです。
もし、一生懸命やって不採用になっても落ち込む必要はありません。
面接官も人間ですし見落としもあります。
不採用になってしまったのは「その自治体(会社)では仕事ができる人ではないと思わせた
だけですので。
できる人とはどんな人か
できる人とは、具体的にどんな人なのでしょうか。
自治体や会社によって若干の違いはありますが、本質は同じです。
それは、
デキルヤツ=自分のものさしで主体的に生きる自立した人。
かつ人間的に優れた魅力のある人であり、新しい価値(シゴト)を自分でつくり出せる人」
主体的に生きる自立した人って?
それは、仕事を義務ではなく、権利として認識し立ち向かう、精神的に自立した人です。
私も常に肝に命じていますが、仕事は受け身になった瞬間つまらなくなります。
やらされる仕事は楽ですが成長もしないし、いいこと無しですよね。
人間的に優れた魅力のある人
仕事は人との触れ合いの中でやるものです。
自己中心的に考えてやっても、誰もついてきません。
ただし、とかく民間企業では人間的に優れた魅力がなくとも幹部にまで登りつめる人もいます。
なぜでしょうか。
突きつめれば、それは会社が利益を求める集団であるという側面を持っているからである。
時には、良くないことだと分かっていても、メリットがあればついついやってしまうことが多いのが現実です。
だからこそ、あなたや私のような若い世代が、自分たちから変えていくという行動を社会から求められていくのではないかと思われます。
自分から新しい価値をつくり出すとはどういうことか
できる人の定義で、「自分から新しい価値をつくり出す」ということを書きました。
どういうことでしょうか。
既存の枠組みを越えて発想できること
ご存知だと思いますが社会では、試験問題のように、与えられた問いに対して正確に答える能力よりも、より重要な問いを見つける能力が大事になります。
前任者に負けないよう頑張るのではなく、新しい仕事をつくり出す能力が必要なのです。
面接だと、望まれているとおりの人材ではなく、採用担当者の目からうろこを落とさせる人材になることです。
アイデアを実現する力があること
クオリティの高いアイデアを実現するためには何が必要でしょうか。
それは、
「社会の動き、社会が潜在的に求めているものをとらえること」と「創造性があること」、さらに「結果を出せること」である。
うーん、難しいですね。
面接の観点だと、
新しいスタンダードになるアイデア(クオリティの高い企画)を出す力があること
実際に新しいスタンダードになり得るクオリティの高い企画を、すでにいくつか持っていること
具体的な企画を現実のものにできる力を持っていること。あるいは近い将来、それだけの力を必ず持てそうであること
難関になればなるほど、こういったシビアな目線で受験生を見ています。
私も改めて書いてみて、「今私にそんな能力あるかな?」と思ってしまいましたが、こういった人は確実に採用をゲットできると思いますので頑張りましょう!
〈参考文献〉
杉村太郎、熊谷智宏『絶対内定2018』ダイヤモンド社、東京都、2018年