おはようございます。
Takatoraです。
今回の「Takatoraの戦術書を読む」はこちら↓
この本は、私が地方公務員だった当時、なかなか忙しい部署に配属されたのですが、その時に読んだものです。
今回は、公務員残業ゼロの仕事術をとおして、実際の公務員の仕事内容や働き方をイメージさせられたらなと思います。
残業する人は10時頃までエンジンがかからず、
残業ゼロの人は午前中に仕事を終える勢いでスタートする
子供の夏休みと同じというわけではないですが、仕事も午前中が勝負。
ここでいかに充実した時間を過ごし、作業を進めるか、によって1日の成果が大きく左右されます。
午後の挽回は無理と思って仕事をしたほうが良いでしょう。
これ、実際にすごく多いです。
始業時間ぎりぎりに来て午前中はアイドリング中の人。
いや悪口ではないですよ。
(悪口になってるかな)
毎日残業してると、それが当たり前になってきて無意識に「今日もどうせ遅くまで残業だから朝はゆっくりするか」みたいな雰囲気が漂っているのです。
残業したくないのに、自ら残業につながるような行動をしているのです。
当時入庁1年目の私は始業時間の1時間以上前から出勤していました。
これは早く仕事を覚えたいという気持ちからです。
20代後半で入庁して行政事務経験なんて皆無でしたから、まず同世代に近づかないとと必死でした。
前職の仕事柄、エクセルやワードなんかあまり使っていませんでしたから大変でした。
忙しい部署でしたので朝から夜まで事務所にしたので大変でしたが、確実に1年目にがむしゃらに仕事をして良かったなと思います。
昼休みも30分は有効活用できる
朝や午前中に加え、うまく使えば効果があがる時間帯としてお勧めなのはお昼休みです。
もちろん、 休みたいときは思い切って休むべきですが、この時間に、自主的な活動や勉強会の作業をしたり、先進自治体や企業の情報を調べたり、いろんな活用ができます。
入庁時はどんどん同期や先輩と親交を深めるべきですが、仕事に慣れてきたら上記のようなことをやってみてもいいかもしれません。
残業する人は「正確性重視」にこだわり、
残業ゼロの人は「スピード重視」で行く
以前の職場で、「95点の資料を100点にしようとする」と言われる職員がいました。
プレイヤーとしては優秀と評判の人でしたが、ワークライフバランスとか管理職としての資質という面では疑問符が付いていました。
この職員ほどではないにしても、一般的に公務員と言えば、良くも悪くもまじめで、「スピード感よりも正確さを重視して仕事をしている」というのが世間一般のイメージであり、現時点では概ね正しい見立てです。
公務員が正確性を求めるのには理由があります。
なぜなら公務員はその仕事上、公平公正に確実な作業を求められるからです。
しかし、正確性ばかりを求めるのはいまどき流行遅れです。
世間が求めているのは正確性&スピードです。
そしてなにも全ての仕事を100%つくってから提出する必要はなく、ものによっては50%のできで提出して上司と一緒に100%にもっていく仕事もあります。
残業させる職場は「事後報告でOK」とするが、
残業ゼロの職場は残業の事前相談・事前命令を徹底する
残業は管理職が職員に対し命令する事項です。
そのため、職員の判断で残業をしてはいけない決まりとなっています。
、、、そう決まりでは。
多分私が働いた都道府県庁以外でも同じだと思いますが、実態は職員自身が自らの判断で残業をし、これを上司が追認しているのが多いのかなと感じます。
しかし、残業代も地域住民の税金です。
安易に残業することは許されません。
これは、民間の感覚と少し違うなと思います。地域住民のために税金はしないようにしなければいけません。
終わりに
いかがでしたか?
私の感覚からすると、民間企業も公務員も仕事ぶりは大差ないかなと思います。
ただ顧客が地域住民の分、公務員の方が残業に対してはしっかり対処しないとなと感じました。
〈参考文献〉
小柴雅史『さっと帰って仕事もできる!残業ゼロの公務員はここが違う!』学陽書房、東京都、2015年