おはようございます。
Takatoraです。
今回の話題は公務員から民間の転職はできないやら、公務員は仕事が遅くてできないなどと言われているので、そんな論点について書いていこうと思います。
「公務員から民間の転職って難しい」と聞きますが、これが本当なのか?
本当ならば、それはなぜか?そういったところを書いていきます。
公務員→民間へ転職はできるの?
できるかできないかと聞かれれば「出来ます」
でも、難しいのは確かです。
どう難しいか。国家総合職のエリートは除いて書いていきますね。
国総は別格ですから。
公務員の経歴は履歴書上「空白期間」と捉える企業や転職エージェントはかなり多いです。
かくいう私も公務員→民間の転職活動はかなり大変でした。
これは公務員のイメージもさることながら、仕事の特殊さも手伝っています。
公務員の仕事は、許認可や条例制定、補助金など他のどの会社も行わないものばかりです。
こんな特殊な技能は民間企業では必要ありません。
ですから、公務員としてみたときは立派な経歴でも、民間からみたらただの空白期間になってしまうのだも思います。
次からは「公務員は仕事ができない」というステレオタイプの意見について書いていきます。
公務員は仕事が遅い
これ、よく言われますよね。
「こんな申請になんでこんな時間かかるの?」みたいなヤツです。
分かります。私も民間にいたときは同じことを考えていました。
この理由は色々と考えられますが、一つの理由として公務員の組織構造に原因があると思います。
公務員(事務方)の主な仕事は稟議を通すことですが、行政から発出されるものは100%の正確さが求められます。
当然ですよね。
だから、「70%の出来だけど、市場の反応を見たいから世に出してみるか」なんてことは、基本的にできません。
そのため、決裁がかなり厳格です。
少し前に、もりかけ問題で騒がれていた財務省の一連の決裁書類。
あれは行政に携わった人間の一人として信じられません。
絶対なんか裏がある!
(と、内心思っています)
そのくせ無愛想(ちょっと蛇足)
行政はサービス業じゃない!なんて思っている人はごくわずかですがいるんじゃないかとは思います。
でも大半(特に若い人)は懇切丁寧な応対をしているんじゃないかと思います。
それと、公務員は倫理面の適正について強く求められます。
そして一般企業と決定的に違うところは、
適正な手続き>笑顔で優しい対応
であることです。
おそらく多くの職員は、研修などで「上記であるべき」と教育を受けます。
だから対応を受ける人間は「無愛想だな」と感じることがあるんだと思います。
公務員は仕事ができない?民間じゃ通用しない?
公務員でもできる人はできるしできない人はできない。
民間企業もできる人はできるしできない人はできない。
至極当然ですがこれが結論です。
いかがでしたか?
公務員だから、民間だからではなく、「公務員・民間の仕事の性質の違い」
仕事の出来不出来は、結局「その人の力量次第」という当たり前だけど、気づきにくい話でした。
ちなみに私は、民間時代も公務員時代も仕事のできる尊敬すべき先輩方と出会いました。
それは今でも大切な自分の財産です。