おはようございます。
Takatoraです。
今回は結構シビアな話をします。
はじめに言っておきますが、これはみなさんのためを思って書きます。
決して人格を否定するものではありません。
後がない人間は公務員を目指すな
私は声を大にして言いたい。
あとがない人間が公務員を目指すのは無謀です。
「あとがない」とは、高齢、職歴無しorフリーターの2つが揃った人です。
こういう人は、公務員を目指してはいけません。
以下、理由を3つ挙げます。
勉強期間が長期にわたるから
人にもよりますが、一般的に公務員試験の勉強期間は半年から一年かかります。
公務員試験業界で高齢とは、アラサーに差し掛かった人達(25歳以上)を指します。
貴重な20代を公務員試験のため一年使うのはリスキーです。
「勉強すれば確実に合格できる」
という自信がなければ、公務員試験は諦めた方がいいでしょう。
潰しがきかない勉強内容
公務員試験の科目は細かく細分すれば30科目ほどあると言われます。
数的処理や文章理解、憲法やミクロ経済、日本・世界史など、さまざまな分野から広く浅く出題されるのが特徴です。
しかし、実社会において公務員試験勉強が公務員以外の勉強に役立つことはありません。
まず数的処理。
数的処理の勉強は公務員以外の仕事はおろか、公務員の仕事にもほとんど生かされません。
あえて役立つものがあると言えば、資料解釈において数値の分析が苦ではなくなる程度でしょうか。
憲法や民法、行政法の勉強は、弁護士を目指すには内容が簡素すぎますし、行政書士を目指すにも、行政書士の資格だけで飯を食えるほど甘くない世界が待っているでしょう。
ミクロ経済、マクロ経済、財政学も公務員試験程度の知識で何をどうこうできるものではありません。
日本史、生物、時事などの一般教養科目については、社会に出ても「知ってるからなんなの?」というレベルです。大人が身につけておくべき教養としては必要ですが。
こういった、公務員試験でのみ必要なリスクヘッジのできない知識を身につけることに時間を費やすのは得策とはいえないでしょう。
採用のハードルが高い
勉強時間がかかっても、潰しがきかない勉強内容であっても、全員公務員になれるなら公務員を目指すことは否定しません。
むしろ推奨します。
しかし、公務員試験は学力の低い人間を振り落とす「筆記試験」と、面接官との相性もあり不確実性が高い「面接試験」があります。
筆記試験は、ご存知のとおり合格点へいくまでに相当の時間を要します。
そして面接試験は、新卒と比べて高齢&職歴無しにはハンデがあります。
面接官は候補者の能力が同じならば新卒を優先します。
これは間違いないです。
面接の倍率は2倍程度と、大したことはないですが、不確実性があるため油断できません。
ではなぜ、Takatoraは挑戦したか
大きく分けて3つあります。
①正社員として働いていたから
当時の私は高齢の区分に当たりますが、私には正社員という安心材料がありました。
給料もボーナスもしっかり出ました。
(正直、公務員の時よりもらってました)
だから万一、公務員試験に落ちたとしても、生活に困ることはないし、「それなり」の人生を歩むことはできたのです。
まあ「それなり」ってのがみそで、「それなり」の人生を歩むことに対し抵抗感があったので転職したわけですが。
②働きながら大学にも通うという、面接での「強み」があったから
こう言っちゃうと、腹黒い感じがしますね。。。
私は決して公務員試験に合格するために大学に入ったわけではありません。
大学に入ったのは、当時抱えていた問題意識と学歴コンプレックスが志望動機でした。
だから別物です。
③当時、公務員しか道がないと思っていたから
考えれば、他にも道はたくさんあったんですがね。
当時は「公務員になるしかこの状況を突破できる手段はない!」と考えてしまっていました。
今考えれば、ある意味この他に選択肢がないという危機感のおかげで合格できたのかもしれません。